台湾の道士団による道教儀礼「日本道觀英彦山道場慶成祈安福醮」|日本道観の道教交流

台湾の道士団による道教儀礼「日本道觀英彦山道場慶成祈安福醮」

左から黄乙澤道士、謝育豐道士、楊恩高道士、黄南宏道士、吳明府道長、早島妙瑞道長、早島妙聴住持道長、南方俗民物質文化資料館 徐瀛洲主任、唐聖凱道士、唐東桂道士、高奕斌道士

左から黄乙澤道士、謝育豐道士、楊恩高道士、黄南宏道士、吳明府道長、早島妙瑞道長

早島妙聴住持道長、南方俗民物質文化資料館 徐瀛洲主任、唐聖凱道士、唐東桂道士、高奕斌道士

台湾の道士団による道教儀礼「日本道觀英彦山道場 慶成祈安福醮」

2013年11月1日、2日、英彦山山系のふもとの東峰村にて、台湾の呉明府道長、道士団の皆さまによる「日本道観英彦山道場 慶成祈安福醮」の儀礼が行われた。道観・寺廟を新築、改築する時に行われるこの特別な儀礼は、土地の神を鎮め、平安を祈り、繁栄を祈願するという意味がある。

 

道教儀礼:煮油逐穢清淨壇場

道教儀礼:煮油逐穢清淨壇場
 

道教儀礼:慶土科儀 發奏表文

道教儀礼:慶土科儀 發奏表文

 

道教儀礼:慶土科儀 祭送五土百靈神煞遠離他方

道教儀礼:慶土科儀 祭送五土百靈神煞遠離他方

 

呉明府道長ひきいる台南道士団

呉明府道長ひきいる台南道士団

慶土科儀の中で作られた米龍。寺廟の五谷豊登、招財進宝を象徴

慶土科儀の中で作られた米龍。寺廟の五谷豊登、招財進宝を象徴している。

●焚油逐穢
焚油逐穢(煮油)紅頭法によって火を焚き、新たにできた廟や道観の建物内外を浄める儀礼。
・檀内三清壇などを用いる。竹椅(竹で作った小さな椅子)を逆さにして烘炉に炭火をおこし烘炉上に針金で固定した油鍋の油を煮立たせる。油鍋を洞案前の空間中央に置き、道士は三奠酒の後、金古紙に火を灯して空中に符を書いて五方に向かってそれぞれ落とす。三界直符使者を呼び出し、油鍋の中央の灯心(金紙で作る)に火を灯す。紅頭法師の道士が口に含んだ米酒を吹きかけ 火は激しく燃え上がる
●日本道觀英彦山道場
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原字上原1362番地1 TEL: 0946-74-2580。

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