中国大使館の友好交流部参事官 江婉大使夫人と記念撮影
2012年10月29日、早島妙聴住持道長は東京都港区元麻布にある中国大使館を表敬訪問され、中国大使館の友好交流部参事官に就任された江婉大使夫人と会見されました。
汪婉大使夫人、友好交流部参事官は、この渾沌の時代ほど必要とされる貴重な中国の叡智「道」、タオイズムを、今こそぜひ広く世界に伝えたいという日本道観の活動にも大変興味をもたれ、「すばらしいことです。ぜひ頑張ってください。なにか出来ることがあれば協力をしましょう」とお言葉をいただきました。
政治の最前線で、多くの日本人と直接接して、柔軟に笑顔で、そして力強く日中の架け橋として仕事をされている大使夫人は「タオイズムの思想は天地自然に学び、大変自然で対立の無い考え方ですね。これからの人類は対立の無い平和な世界を求めるべきです。発展ばかりを追いかけて本当に幸せになるのでしょうか。」としみじみと語られました。
今年は日中国交正常化40周年の記念の年ですが、現在の日中関係は大変残念な状態がつづいています。大使夫人はそのお疲れもみせずに終始真剣に前向きに誠実に語ってくださいました。その真摯(しんし)な誠実なお姿は、長い歴史の中で中国から学び続けてきた日本が、ここでもう一度学ぶべきタオイズムを内に秘めて輝いていました。
今だからこそ対立の無い世界、国境を越えたTAOの無為自然をより真剣に伝える時であると強く決意した1日でした。