世界最大の老子彫刻像
道教発祥の地の一つである終南山はとても雄大で、美しい屏風のように西安市の西南部にそびえ立っています。
「教相」によると、道教では三十六洞天と七十二福地という、仙人が住み、修行する場所があるといわれ、世間の人々はそれを「通天の境」と呼んで尊敬しています。
道士達は森閑とした環境に隠遁することを好むので、仙人が多く現れたといわれる場所には宮殿やお寺を建て、仙人にあやかって修行に励みます。
武夷山桃源洞は武夷山六曲畔にあります。
とても静かな場所で、まるで陶渊明が書いた「桃源郷」のようだというところから名づけられました。
桃源洞道観は6000㎡以上の広い敷地をもち、主殿は三清殿・玉皇殿・霊官殿・山門(中軸の部分)、左右の配殿は三皇元君殿・真武殿・三官殿・藏経閣などの宮殿によってできています。
1995年、桃源道観と武夷山風景区が協力して、世界最大の老子彫刻像が建造されました。