衡山、南岳とも呼ばれます。中国五岳の一つで、湖南省衡陽市南岳区にあります。
古くは寿岳衡山と呼ばれていました。「神農」はここで薬を採った際に線虫を食べて中毒になってしまい、降真峰で登仙されたといわれています。道教では衡山は洞天福地といわれ、仙人が住む場所の一つです。
衡山山頂の祝融峰は神話の火の神「祝融」が休憩し、遊んだりするところだという伝説があります。燧人が火をおこす方法を発見して以来、祝融が火の種を守り続けてきたといわれています。
祝融峰の上にある祝融殿は明の時代に建てられました。