2008.5.21~31
天来大先生のタオイズムの旅は今も続く・・
17年の時を越えて大きく開かれた交流の扉 中国の旅2
山東省煙台市 昆嵛山 神清観
全真教の開祖 王重陽が弟子たちと修行を重ねた山
昆嵛山 そして 聖経山
時を超え時代を超えて 神清の修行は 脈々と現代に伝えられている
平成3年に聖経山(山東省煙台市)に建立された天来大先生の石碑
青島では空港で日本から撮影隊として駆けつけてくれた二名のスタッフと合流し、まずは全真教第二の道観である、太清宮を訪ね、運良く李宗賢道長ともお話をさせていただくことができた。日本道観が全真教道家龍門派であることをお伝えすると、太清宮の李宗賢道長は「同じ龍門派として私たちは兄弟です。これから益々協力して深い交流をしましょう。」と熱く語られ、太清宮の中も詳しく案内してくださったのである。 28日にはいよいよ昆嵛山に天来大先生の石碑を探しにゆくことになった。まずはホテルに近い昆嵛山のほうから登り、全真教の開祖王重陽が修行した洞窟などがある神清観を訪れた。龚道長も同じ全真教龍門派として、ぜひこれから国を超えた交流をしましょうと自ら熱く語られ、聖経山を案内してくださったのである。天来大先生の石碑はすぐにみつかった。長い間写真でしか見ることができなかった「人間は病気では死なない」という天来大先生の修行の哲学は、時代を超えて聖経山に悠々とそして静かにたたずんでいた。日本道観が開いた中国への扉は、これからどんどん広がってゆくであろう。
5月26日 嶗山太清宮 (山東省青島市) |
5月28日 昆嵛山神清観( 山東省煙台市) |
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5月28日 聖経山 (山東省煙台市) 天来大先生の石碑 |
5月27日 康有為故居記念館 (山東省青島市) |
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5月30日 中国道教協会 北京白雲観 (北京市) |