ご挨拶 ─ 日本道観第二代道長 早島妙瑞

天來大先生の説いた「道」を広く伝え行く/日本道観の道教交流
第二代目道長 早島妙瑞(左) 現道長 早島妙聴(右)/日本道観の道教交流

早島天來大先生がご登仙されて、早いものでもう9年の月日が流れました。そして、その天來大先生が設立された日本道観も、皆さまに支えられて無事29周年を迎えることができましたことを、心より嬉しく有り難く思います。

天來大先生のご生涯はまさに“道”を求め、“道”に生きられた“タオイズムの旅”だったといえるでしょう。病気直しの天才であり、また悩める人々には「人間は皆、楽しく生きていくように生まれてきたんだよ」と優しく語られ指導された天來大先生は、その人生の集大成として道家の修行の家“日本道観”を設立され、80冊を超える著書を書かれ、日本国内のみならず海外へも道家の行法と生き方を広められたのです。今から31年前の12月1日の明け方に、天來大先生と共に現在の日本道観総本部、福島県いわき市の地に降り立ったその折の感動は、昨日のことのように私の脳裏にありありと焼きついております。今こうして、日々守られながら修行を続けられますのも、この修行の家があるからだということを私たちは決して忘れてはならないと思うのです。

日本道観総本部は、2006年に“道”を求める皆様に、より多く修行に集まっていただける総本部“新日本道観”として建物も新築し、生まれ変わりました。 その折も、日本道観完成式を台南市道教会理事長の陳榮盛大法師ほか台南市道教会の道士の皆様にもおいでいただき、大々的に行なうことが出来ましたことに、心より感謝し、また嬉しく思います。 その後、中国、台湾の道家、道教の方々との交流も益々盛んになり私たち日本道観は世界に大きく扉を開き、世界のタオイストと共に、この無為自然の道を共に歩み、学びながら、ご協力いただいております諸先生方や多くの皆様、そして日本道観会員の皆様と一丸となって、この混迷の時代の明るい灯となれますよう、これから益々努力精進して参りたいと思います。そして、天來大先生に伝授されました道家の行法や生き方全てを日々磨き、研鑽し、この不安の時代、現代に生きる多くのご縁のある方々に伝えてゆきたいと心から願う次第でございます。

道家の修行の家“日本道観”はより多くの方々の心と体のよりどころとなれますよう、皆様と共に新たなる一歩を踏み出して参りたいと思います。 

今後とも皆様のお力添え、ご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

2008年8月吉日 日本道観総本部にて
道家龍門派伝的第十四代
日本道観第二代道長 早島妙瑞

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